2011-08-30

8月29日 ミュンヘン中央駅で深海展

オットです.こんにちは.
先週から続いているダイチの風邪.調子は良くなっているようだが,まだ咳が出続けている.
でも,それ以外は元気.

元気になってきたダイチ(8月28日の写真)

その風邪がどうやら私にもうつってきたようだ.なんだかのどが痛くて体がだるい.昨日はいつも通り自転車で職場に向かったのだが,帰りはだるくて断念.電車で帰ってきた.

ミュンヘン中央駅で地下鉄からSバーンに乗り換える.そして,はたと気づいた.そうだ,私の家に向かう路線は工事中でいま営業していないのだ.迂回路で帰るべく,再び地下鉄に向かう.その途中,中央駅の地上階にあるちょっとしたホールで,深海展をやっていた.何を隠そう私は深海好きである.
ウィーン博物館からやってきたらしいこれらの展示物.ドイツ語とフランス語とたぶんイタリア語で説明が書いてある.



ミュンヘン中央駅のホールで開催されている深海展

深海展のポスター


昔の深海潜水艇,トリエステ号の模型.

トリエステ号の観察者が乗り込むスペース.直径2mくらいか.
中に入れる.

巨大イカの触手の模型.断面も再現されている.

シーラカンスの模型

深海魚の液浸標本もある.

熱水噴出孔の模型.チューブワーム(白い管)や
シンカイヒバリガイ(黄土色のチムニーに張り付いているやつ),
イフレメリア(右下のカタツムリみたいの)
駅のこのようなスペースを利用しての展示会.なかなか面白い.いったいどういう経緯でこういう展示が行われているのか気になるところだ.しかも深海というなかなかマニアックな分野を選んでいて面白い.深海探検のパイオニアであるトリエステ号の模型があるのも良い.日本の博物館などだと「しんかい6500」などの日本の潜水艇の模型しかないので,外国の潜水艇の模型が見えるのはなかなか良い.

この展示会,8月24日から31日まで開催されている.ムービーが見えるコーナーもあるが,今日(8月29日)の夕方はやっていなかった.

2011-08-28

8月23日 ダイチは超能力者!?

オットです.こんにちは.

先週の日曜からダイチが風邪を引いている.日曜は39度近くも熱が出た.
月曜は熱がさがったけど,まだだるいようで,つい,ダイチの要望に応えて,近所の駅からBOBというダイチが大好きな電車に乗りに行った.そしたら,昼過ぎから風邪がぶり返してしまった.

翌火曜日.昼過ぎに妻から緊急の電話がかかってきた.なんと,ダイチが大好きなオープンカーのおもちゃのトランクが割れてしまったというのだ!

ダイチの好きなオープンカーのおもちゃ.
屋根がついているところ.

ダイチの好きなオープンカー.屋根をはずしたところ


ダイチはここのところずっとオープンカーにはまっている.
ダイチはオープンカーのことを「屋根ない車(屋根があいているとき)」もしくは「屋根なくなる車(屋根がしまっているオープンカー)」と呼んで,道でオープンカーを見つけては「屋根なくなるくるまーーーー!!!」と叫んでいる.

そんなダイチが毎日遊んでいるオープンカーのおもちゃが壊れた.これは一大事だ.しかもダイチはまだ風邪っぴき.それで仕事帰りに新しいオープンカーを買って帰ることにした.我ながらなんて甘い親なんだろうと思う.

ミュンヘン中央駅そばのカルスダットという百貨店でオープンカーを探す.屋根が着脱式のオープンカーのおもちゃはそんなにない.このカルスダットには10ユーロくらいで,割と格好いいものがある.前回もここで買ったのだ.前回来たとき(確か3ヶ月くらい前かな)には,赤と黒の2種のオープンカーおもちゃがあった.そのときは赤を買った.今回見てみると,売り場には黒しかない.もしかして,この黒のオープンカーは,前に我々が見たものと同じなのだろうか?
このおもちゃ,全然売れていないのかな?心配になってしまう.

百貨店の心配をしている場合ではない.ダイチの方が心配だ.早速,売れ残りの(?)黒を購入し,家路を急ぐ.

家に着いた.おもちゃを買ってきたことは黙っていた.まずは夕食を取ることに.
夕食の途中,突然,ダイチが「パパのリュックサックなに入っているかなー」と言い始めた.
こんなこと言ったことがないのに,私がいつも通勤に使っているリュックサック(しかも今はおもちゃが入っている)の中身を気にしだしたのだ.

ダイチはおもちゃが入っていることを知っているのだろうか.妻に聞いても,私がおもちゃを買ってくることは一言も言っていないそうだ.
うーーん,どうやら,風邪のせいかどうか,ダイチは超能力を身につけてしまったようだ(笑)!!

夕食の途中だったが,ダイチはリュックサックの中を見に行ってしまった.そして,まんまと黒のオープンカーを見つけた.嬉しそうだ.風邪っぴきでつらいだろうが,満面の笑みだ.自分で見つけたのだからより嬉しいのだろう.買ってきた甲斐がある.

ではここでダイチの新しい黒のオープンカーを紹介しよう.

黒のオープンカー.BMW製ではないが,
BMWマークがついている.

屋根を取ったところ.赤の車の中身は黒だったが,
この車の中身はベージュ色だ.

この車,いろいろなところがあく.ボンネットも開く.

フロントグリルもなかなか格好いい.

タイヤにもBMWマーク.

後ろ姿もスタイリッシュで格好いい.


いつか本物のオープンカーを買いたいものだ.

2011-08-19

8月19日 ドイツでオートマ限定解除 その2

昨日は教習屋さんにオートマ限定解除の仕方について聞きに行った.
今日は早速,教習屋さんに作ってもらった書類をもって免許交付局にやってきた.
到着時間は9:23分.番号は479番.待合室で表示されている番号は420番.なんと59人待ちだ.今までの経験上,3時間待ちと見た.

どうもドイツのお役所仕事は実に非効率的に見える.単に申請をするだけなのに3時間待ちになるのはどうにも解せない.窓口でちょいちょいちょいとやれば良いのに,わざわざ個室に通して行うし,職員教育がなっていないのか,職員同士がわからないことを頻繁に聞き合っていて,一人一人への作業時間が長すぎる.それでいて,親切ということは無いので,実に不愉快な気持ちになる.でもここはドイツ.これがドイツなのだ.

さて,結局私の番号が呼ばれたのは11時35分.待ち時間は2時間10分ほど.予想よりは早いがやはり長い待ち時間だ.開庁と同時に来ればもう少し早く呼ばれるのだろうが,こちらにも都合があるので仕方がない.

番号を呼ばれた部屋に行くと,若い女性が担当者であった.

教習屋さんに作ってもらった紙とパスポートを出し,さらにドイツの免許証も出すと怪訝な顔になった.「なんで免許もってるのに免許の試験申請するの?」みたいな顔である.

日本の免許がオートマ限定だったため,ドイツの免許に切り替えでもそのままオートマ限定になってしまったので,限定解除のための試験を受けたいと伝えるとやっと納得の顔.
そして,何かを誰かに聞きに席を立って行ってしまった.待つこと5分.

「大丈夫だったわ」みたいな事を言って,パソコンにカタカタと情報を打ち始める.いったい何が大丈夫だったのか,さっぱりわからない.
ドイツではこのような事が多い.標準から少しでも外れた場合には上司に確認を取るのだと思う.責任の所在を明らかにするためなのだろう.しかし,こういう作業が様々な事務処理を長びかせているのだ.

しばらくして,パソコンを打ち終わり,書類の作成が終わった.書類をプリントアウトしたところで写真を要求された.今朝方,パソコンで急遽印刷した写真を提出する.
すると,これは小さいわ,と言って,却下されてしまった.書類を渡され,1階で46.2ユーロ支払うとともに,地下1階で写真を撮り直してくるように言われる.

せっかく朝写真を印刷してきたのに写真を撮り直す必要が生じて,残念がっていたら,46.2ユーロをいったい何のために支払うのか聞くのを忘れてしまった.この費用は最後のテスト代の一部なのだろうか?それとも免許の書き換え代なのだろうか?書き換え代だとすれば高い気もするが.次に免許交付局に行ったときに,46.2ユーロを何のために支払ったのか聞いてみよう.

それで1階で支払いを済ませ(お姉さんが作成した書類にスタンプが押される),地下1階で写真撮影をして(機械で6ユーロで4枚だった),再びさっきの部屋に戻った.書類と写真をお姉さんに渡すと,「OK,これで3~4週間すると試験を受験できる通知が教習所に行くわ」と言われた.今日の作業はこれでおしまい.お役所に来ると本当に半日が過ぎてしまう.もう少しなんとかして欲しいところだ.

さて,これでとりあえずの書類事務は終わったので,書類が教習所に届くまでの間に教習所で6回の講習を受けておけば良い.早速来週から講習を受けようと思う.
限定解除の日は近い!

2011-08-18

8月18日 ドイツでオートマ限定解除 その1

オットです.こんにちは.
7月終わりからひとり日本に一時帰国していましたが戻ってきました.

6月に日本の運転免許をドイツのそれに切り替えた.私の日本の免許はオートマ限定であったが,ドイツへの切り替え時にマニュアルに自動的に切り替わると思っていた.

ところが,ドイツにもオートマ限定なるものが存在し,日本のオートマ限定免許はドイツのオートマ限定免許になっただけだった.ドイツの免許は有効期限がないので,一生のIDカードが手に入ったと思えば嬉しい限りであるが,あわよくばオートマ限定を解除してマニュアル免許にしたかった.

ドイツでの滞在期間も残りわずかとなってきたが,やはりドイツのマニュアル免許が欲しい.とはいえ,残り2ヶ月弱となった滞在期間を考えると,オートマ限定解除は無理かと諦めかけていた.
しかし,妻の後押しで,とりあえず自宅近くの教習屋さんに話を聞きに行った.

教習屋さんには受付のおばさんが一人だけいた.ちなみに受付時間は毎日17時から19時までとものすごい時間限定.ドイツでは個人経営の教習屋さんが多い.教習コースもない.

それで,受付のおばさん曰く「2ヶ月あれば余裕だわー」とのこと.一番の時間的難関はドイツの免許交付局での警察による運転履歴などのチェックだそうだ.この書類審査に4~6週間かかるとのこと.

でもその待ち時間の間に6回の実技講習を終わらせておけば,書類審査が終わった段階ですぐに試験を受けられて,その日のうちに免許の書き換え(限定解除)ができるとのこと.

それで,受付のおばさんはさっそく審査のための申請書類を作ってくれはじめた.住所やら電話番号やらいろいろ聞かれた.い・・・・いや,まだ値段とか聞いてないし,入ると決めたわけではないんですが・・・・・.

まあ,とにかく光明が見えた.ドイツでオートマ限定解除ができるかもしれない!


ところで,ドイツでオートマ限定解除をしたら,そのことは日本の運転免許にも反映されるのだろうか?そもそも,海外の免許を日本に切り替える場合,その国に積算3ヶ月以上滞在していなければならない.オートマ限定解除をした場合,限定解除した日から3ヶ月以上ドイツに滞在していなくてはならないのだろうか?

限定解除した日から3ヶ月以上ドイツへの滞在が必要な場合,日本への帰国予定日を考えると3ヶ月に満たないので,日本の免許への切り替えは,これから将来何度もドイツ(EU圏だといいのかな?)に訪れて積算3ヶ月以上になるまで待たなければならない.

府中にある運転免許試験場に問い合わせしてみた.すると,限定解除した日ではなくて,ドイツの免許を取得した日から3ヶ月以上経過していれば,ドイツの免許からさらに日本の免許に切り替えることが可能とのこと.これならば,現在の滞在期間で日本の免許を切り替えることが可能だ.

ということで,ドイツでオートマ限定を解除する方法をまとめると以下のようになる.

1.教習所で限定解除のための書類を作成してもらう.
2.その書類とパスポート,写真,46.2ユーロ(なんのための費用か不明)を
もって免許交付局に行く.
3.免許交付局で,受験のための書類を作成してもらう.
4.教習所で6回実技講習を受ける.
5.免許交付局から教習所に受験OKの書類が届いたら,試験日を予約する.
6.試験を受けて合格すると,その日に(教習所の人いわく)免許が書き換えられる.

2011-08-04

プレイグループ

プレイグループに行った。
日本でいう、子育てサロンや育児サークルのようなところで、週1回開催される。時間は2時間程度。

歌から始まり、子どもはそれぞれ遊んだり 工作したり おやつを食べたり、親は遊びを見たりお茶を飲みながら話したりして、最後は歌でしめる。
一人で遊べるような子は 数あるおもちゃで遊んだりして、でも同じ空間に親がいるのでいつでも来られる安心感があり、子どもにとっても親にとっても楽しめて良いなと思う。
ダイチは、遊びの時もおやつの時も私がお茶を飲む時も、ずっと手を握ったり抱っこしたりして離れなかった。
普段でも一人が不安なダイチは、慣れない場所や大勢の人がいる場所だと 余計不安になるようで、手をガシッと握りしめ ガチガチになっていたけど、帰る頃には少しだけ慣れた様子だった。
丁度そんな時期なので、ダイチの人見知りや場所見知りはあって然るべきだけど、私も欲がでるもので もうちょっと一人で遊べないかな~と思ってしまう。1年前は、最前列で 一人で人形劇を見れたものだったけど、今では考えられない。それだけ成長して思考がついてきたって事なんだろうけど。

工作は“海” をイメージしたこんなものを作成。
ダイチの“海”
落ち着かない場所ながら、筆でのりを塗ったり 用紙を貼ったり はさみで魚を作ったり、ダイチなりに一所懸命工作していた。
私は工作は苦手だけど、こういう形に残るものができると嬉しい。ダイチもこれを見てすぐに思い出せるに違いない。

『もう帰ろう』『早く帰りたい』 と言っていたダイチだったけど、帰り道はもうにこにこ。
帰れることが嬉しいのではなくて、今日のプレイグループに行ったことが嬉しかったようで、何度も何度も話していた。しっかりとダイチの心に入っていったようで、私も嬉しかった。
こんなのを見ると、カチッとしたくてたまらないダイチ
ダイチが来てない、と思ったら ここにつかまっていた
よくわからないけど、楽しそう
帰り道、駅のホームで電車を待っていると 貨物列車が到着。
いつもの貨物列車と様子が違う。
貨車の上に直接、キャンピングカーが載せられていました。一つの貨車に2台。
その数ざっと20数台。しかも真新しく、新品。さすがドイツ、キャンピングカーが多いと思っていたけど、こうやって運ばれてオーナー(か販売店)の手に渡るんですね。
ダイチも興奮気味に叫んでいました。
えっ!? 電車?車?  戸惑ってます
いつもの、オーライオーライをする
ストーーップー

今日は、というか最近電車に乗るたびに困っているけど、最寄り駅に電車がなかなか来ないし 来てもいつもの停車駅を飛ばして終点がHauptbahnhofになってしまう。その先に行かない。
飛ばすのは1つの駅だけなのだが、その駅は私(というかベビーカー持ち) にとって一つのホームで乗り換えができる貴重な駅なので、そこを飛ばされるとつらい。その他の駅は、違うホームに行く際 エレベーターやエスカレーターがあったりなかったり、上りはあるのに下りのエレベーターがないなど、不便。バリアフリーはどこへ行ったの~
仕方ないので、ダイチに手すりと私につかまってもらい、ベビーカーを持ちながら階段を上ったり下ったり、ダイチだけ先に連れて行ってそこで待っててもらったり(でもこれってすごく危ない)、冷や汗が出る移動をしたのでした。
帰りの電車も、同じような間引き運転だった。

2011-08-03

植木鉢の・・・

午前中 公園で
このところ、天気が不安定です。
たしか、ワールドカップに行った辺りから低温・雨降りの天気が続いているのでは。
今日も、午前中は布団を干したくらいの晴天だったのが、13時を回ると雷が鳴り雨が降り出した。

昨日、家の中に置いていた植物を一斉に外に出した。
植物と言っても 花ではなく食べられるハーブ類。
以前 雨が続いて水が溜まっていたので それから家の中にずっと入れっぱなしだった。
昨日見たら、綿のようなものやキノコにそっくりな物体が出現していたので、驚いて外に出したのだった。
バジル
同時期に植えたのに、隣のバジルは勢いが良い

これだけ なかなか顔をだしてくれない
Kresse(クレソン?みずがらし)
Schnittlauch(アサツキ)
一見頼りないが、大活躍


家の中は全然ジメッとしていなかったけど、その植木鉢周辺は胞子の楽園だったに違いない。

しばらく日に当てていたら、そのキノコもどきはしなっと萎れていた。
でも そんなものが居付いていたと思うと、このハーブは食べていいものか迷ってしまう。

ミュンヘンは、もう夏休みか学期末休みに入ったんでしょうか、近くの幼稚園も小学校も休みだし 子ども達も公園に大勢いる。

今日もいつもと変わらない1日を終えて、布団に入ってからダイチと「今日は何した?何が楽しかった?」 といつもの振り返りをした。
ダイチは 『今日は・・・階段でいったね!』 と喜んで教えてくれた。
ゴミを捨てに行く時に 普段はエレベーターなのに階段をつかった事がトップに来るくらいの、、今日はそんな1日でした。
家の中でくつろぐ
昨日。八百屋さんでもらったバナナを片手に、唖然・・・
これを見つけたからだった
レトロな屋根ない車。
幌が収まりきれていなくても なかなかです。

2011-08-01

BOB 連結風景を見に行く

今日は、本当は買い物をするだけだった。
近所には売っていないダイチの好物を買うために。(ウィータビックス

最寄り駅で時刻表を見ると、もうすぐダイチの好きなBOBが来る!とわかったので、「BOBに乗ろう!」 とダイチに はりきって言った。
ダイチももうその気になっている。

そしてBOBが見えた。
「BOBが来たよー」と言うと、そのBOBはすごい早さで通り過ぎ、ダイチは『待ってー!』 と唖然としていた。
あの時刻表、通過する電車も書くの?だとしたら不親切、というか余計なお世話。それとも特定の日だけ停まるとか?・・・と疑問がぐるぐる。
もうBOBに乗る と心は決まっていたダイチは、簡単に諦められる状態じゃなかったけど、次に来るのは1時間後。
待てないので、帰りに乗れたら乗ろうね と言って、次に来たSバーンに乗った。
最初の誘いも、今の言葉も、言わなきゃダイチもその気にならなかっただろう。
BOBくるかな~
今 BOB行っちゃったよね! なんで!

買い物が終わって、パン屋に寄って じゃ帰ろう~となった時に、BOBに乗るよね?とダイチに念を押された。
さっきは 「乗れたら」って言ったけど・・・でも、このあと予定があるわけでもないし、この際 是非乗って帰ろうと決めた。やっぱりダイチの喜ぶ事は可能な限りしてあげたい。(私も変わったな~と自分に感心した。)

Hauptbahnhofのホームに行ったら、一番端にBOBは停まっていた。
丁度10分後に発車するので、ダイチと一緒に乗り込んだ。
ダイチが丸い椅子と呼ぶ、ドア付近の椅子に腰掛ける。
ドアのすぐ隣にある椅子。
丸い?かな、、まぁ四角くはない。 座り心地は良い。
ここから、一段高い車両になる。BOBには段差がある。
ドア(の窓)の方が、丸い。

こんな通り抜けもできるので、
この丸い椅子が好き

予定通り発車したけど、あれ待てよ、、と不安になった。
来る時の切符は、この前購入した1ヶ月有効の切符(ワールドカップの時に使ったもの・乗り放題切符 2人で399ユーロ)で良かったけど、このBOBは使えないんだったっけ?と無賃乗車の疑いがでてきた。
次で降りようと思ったけど、検札がまわってきたので その検札係の男性にチケットを渡した。
するとそのお兄さん、軽くうなずき 笑顔で返却してくれた。良かった。
本当にその切符が有効だったのかは分からないけど、その時・そのお兄さんには通用したようだった。 違う人だと、ダメって言われかねないドイツなので、用心です。
一段高くなっている車両。
椅子の下は何もありません。
掃除がしやすそう
仕切りは透明板なので、視界が広い
正面も椅子。隙間を無駄にしません

まぁ、無事に通ったし、ダイチをもっと楽しませたいと思ったので 足を伸ばしてBOBの連結現場が見れる駅まで行くことに決めた。
ちなみに、最初の予定では 何駅か目で降りて Sバーンに乗り換えて家に帰るはずだった。
私が乗った12:10発BOBはHauptbahnhofを出発してから、Donnersbergerbrucke・Harras・Siemenswerkeで停車したあとHolzkirchenまで一気に行く。ちなみにHolzkirchenはS3の終点駅。そこから2方向へ分かれ、更にSchaftlach駅で2方向へ分かれる。
あれほど好きなのに、飽きてしまった。

20分もすると、ダイチは飽き始め 『もう降りようか?』 と誘ってくる。待て待てあと少し。目指すは Schaftlach での切り離し現場。
全然予習もせず、乗ってから行き先を延ばしたくらいなので、どこが連結駅なのかは確信が持てなかったが、車内の路線図で当たりをつけた。
前に一度、見た事があるけど覚えていないし・・・。
BOB、これから切り離し。
車両には、いろいろな駅名と絵が描いてある。

Schaftlach駅で降りたら、一目散に切り離し現場と思われる車両へ。
予想が当たって、切り離しを間近で見れたのだけど、このシーンがあれだけ好きなダイチはいつも音に驚いて正視していない。今日もそうだった。
なので録画をすることにしたが、 ダイチが怖がってしがみつくのを私が振り切りながら録画しているという構図は、いかにもひどい母親。
駅の近くの道。のどか
反対側のホームに渡る道
こんな道。線路を横切り、向こうのホームへ行きます
ダイチは怖がりなので、
『ここは危ないから』 と私の手を引いて急いで渡っています。
もう1回渡ろう!と言うと、『も~!あぶないから!』と怒り気味

BOBは2方向に無事に出発したので、さて帰ろうと時刻表を見ると次は20分後。
・・・!そして今度は接続が見られる! 接続も見れらるなんて! 
よく考えれば当たり前なのかもしれないけど、抜けていた。見落としていた。
見落としている割に、何だか一端の連結マニアのような気分になってきた。
親の興味は子どもへ、子どもの興味は親へも伝播するようで、せっかく来たんだから思う存分楽しんで帰りたいと思っている自分に驚いた。


日本では、こんな物好きが大勢いると思うけど、ドイツではあまり見かけない。
アウグスブルクやこのBOBの路線でも ほとんどいない。
写真撮影や録画をしているのも、ほとんど我が家だけ。たまたま車両が近くだったから見てる、という人はいたけど。
私は東北新幹線の連結風景を、偶然福島で見た事があるけど、その時は10人くらいの人だかりになっていた。日本では珍しいからかもしれないけど、ドイツに来たら存分に見られます。

さて20分後、BOBが到着。
接続は、まず先に1台が到着して 一分後に来たもう1台と行われる。
あとに来たBOBが進行方向を変えて連れて行ってくれる仕組みなので、どちらの運転手も降りるか反対側へ移動する。
つながったらすぐに出発ではないので、接続風景をゆっくり見ていられる。

ちなみに、Holzkirchenでも接続風景が見られる。あとで気づいたので、私は見られなかった。

パンをかじりながらの いきなりの遠出になってしまったけど、天気も良かったし 楽しい1日だった。
疲れたダイチは家に帰るなりすぐに昼寝をした。
BOBに乗れてうれしい

嬉しすぎて つばをまく