2011-08-01

BOB 連結風景を見に行く

今日は、本当は買い物をするだけだった。
近所には売っていないダイチの好物を買うために。(ウィータビックス

最寄り駅で時刻表を見ると、もうすぐダイチの好きなBOBが来る!とわかったので、「BOBに乗ろう!」 とダイチに はりきって言った。
ダイチももうその気になっている。

そしてBOBが見えた。
「BOBが来たよー」と言うと、そのBOBはすごい早さで通り過ぎ、ダイチは『待ってー!』 と唖然としていた。
あの時刻表、通過する電車も書くの?だとしたら不親切、というか余計なお世話。それとも特定の日だけ停まるとか?・・・と疑問がぐるぐる。
もうBOBに乗る と心は決まっていたダイチは、簡単に諦められる状態じゃなかったけど、次に来るのは1時間後。
待てないので、帰りに乗れたら乗ろうね と言って、次に来たSバーンに乗った。
最初の誘いも、今の言葉も、言わなきゃダイチもその気にならなかっただろう。
BOBくるかな~
今 BOB行っちゃったよね! なんで!

買い物が終わって、パン屋に寄って じゃ帰ろう~となった時に、BOBに乗るよね?とダイチに念を押された。
さっきは 「乗れたら」って言ったけど・・・でも、このあと予定があるわけでもないし、この際 是非乗って帰ろうと決めた。やっぱりダイチの喜ぶ事は可能な限りしてあげたい。(私も変わったな~と自分に感心した。)

Hauptbahnhofのホームに行ったら、一番端にBOBは停まっていた。
丁度10分後に発車するので、ダイチと一緒に乗り込んだ。
ダイチが丸い椅子と呼ぶ、ドア付近の椅子に腰掛ける。
ドアのすぐ隣にある椅子。
丸い?かな、、まぁ四角くはない。 座り心地は良い。
ここから、一段高い車両になる。BOBには段差がある。
ドア(の窓)の方が、丸い。

こんな通り抜けもできるので、
この丸い椅子が好き

予定通り発車したけど、あれ待てよ、、と不安になった。
来る時の切符は、この前購入した1ヶ月有効の切符(ワールドカップの時に使ったもの・乗り放題切符 2人で399ユーロ)で良かったけど、このBOBは使えないんだったっけ?と無賃乗車の疑いがでてきた。
次で降りようと思ったけど、検札がまわってきたので その検札係の男性にチケットを渡した。
するとそのお兄さん、軽くうなずき 笑顔で返却してくれた。良かった。
本当にその切符が有効だったのかは分からないけど、その時・そのお兄さんには通用したようだった。 違う人だと、ダメって言われかねないドイツなので、用心です。
一段高くなっている車両。
椅子の下は何もありません。
掃除がしやすそう
仕切りは透明板なので、視界が広い
正面も椅子。隙間を無駄にしません

まぁ、無事に通ったし、ダイチをもっと楽しませたいと思ったので 足を伸ばしてBOBの連結現場が見れる駅まで行くことに決めた。
ちなみに、最初の予定では 何駅か目で降りて Sバーンに乗り換えて家に帰るはずだった。
私が乗った12:10発BOBはHauptbahnhofを出発してから、Donnersbergerbrucke・Harras・Siemenswerkeで停車したあとHolzkirchenまで一気に行く。ちなみにHolzkirchenはS3の終点駅。そこから2方向へ分かれ、更にSchaftlach駅で2方向へ分かれる。
あれほど好きなのに、飽きてしまった。

20分もすると、ダイチは飽き始め 『もう降りようか?』 と誘ってくる。待て待てあと少し。目指すは Schaftlach での切り離し現場。
全然予習もせず、乗ってから行き先を延ばしたくらいなので、どこが連結駅なのかは確信が持てなかったが、車内の路線図で当たりをつけた。
前に一度、見た事があるけど覚えていないし・・・。
BOB、これから切り離し。
車両には、いろいろな駅名と絵が描いてある。

Schaftlach駅で降りたら、一目散に切り離し現場と思われる車両へ。
予想が当たって、切り離しを間近で見れたのだけど、このシーンがあれだけ好きなダイチはいつも音に驚いて正視していない。今日もそうだった。
なので録画をすることにしたが、 ダイチが怖がってしがみつくのを私が振り切りながら録画しているという構図は、いかにもひどい母親。
駅の近くの道。のどか
反対側のホームに渡る道
こんな道。線路を横切り、向こうのホームへ行きます
ダイチは怖がりなので、
『ここは危ないから』 と私の手を引いて急いで渡っています。
もう1回渡ろう!と言うと、『も~!あぶないから!』と怒り気味

BOBは2方向に無事に出発したので、さて帰ろうと時刻表を見ると次は20分後。
・・・!そして今度は接続が見られる! 接続も見れらるなんて! 
よく考えれば当たり前なのかもしれないけど、抜けていた。見落としていた。
見落としている割に、何だか一端の連結マニアのような気分になってきた。
親の興味は子どもへ、子どもの興味は親へも伝播するようで、せっかく来たんだから思う存分楽しんで帰りたいと思っている自分に驚いた。


日本では、こんな物好きが大勢いると思うけど、ドイツではあまり見かけない。
アウグスブルクやこのBOBの路線でも ほとんどいない。
写真撮影や録画をしているのも、ほとんど我が家だけ。たまたま車両が近くだったから見てる、という人はいたけど。
私は東北新幹線の連結風景を、偶然福島で見た事があるけど、その時は10人くらいの人だかりになっていた。日本では珍しいからかもしれないけど、ドイツに来たら存分に見られます。

さて20分後、BOBが到着。
接続は、まず先に1台が到着して 一分後に来たもう1台と行われる。
あとに来たBOBが進行方向を変えて連れて行ってくれる仕組みなので、どちらの運転手も降りるか反対側へ移動する。
つながったらすぐに出発ではないので、接続風景をゆっくり見ていられる。

ちなみに、Holzkirchenでも接続風景が見られる。あとで気づいたので、私は見られなかった。

パンをかじりながらの いきなりの遠出になってしまったけど、天気も良かったし 楽しい1日だった。
疲れたダイチは家に帰るなりすぐに昼寝をした。
BOBに乗れてうれしい

嬉しすぎて つばをまく


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