ネットにつなげなかったので少々遅くなりましたが,女子サッカーワールドカップ2011準決勝の日本対スウェーデン戦に行って参りました.見事に日本が勝ちました!
試合当日の朝10時頃に自宅を出発し,ミュンヘン中央駅からICEでフランクフルトに行きました.初めてのICEの乗車です.スウェーデン戦観戦後はローテンブルクやらいろいろなところの観光に行こうと,ワールドカップにあわせて発売されたドイツ鉄道乗り放題チケットを事前に購入していました.
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初めて乗ったICE |
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ICEの車内.外観は汚いけど,車内設備はきれい. |
ミュンヘン中央駅の窓口で,ドイツ鉄道乗り放題チケット購入したのですが,購入のときに,SバーンやUバーン,トラム,バスにも乗れるのか聞いたところ,全部だめで,トレインでないと乗れないと言われました.Sバーンはトレインではないのか,と聞くと,トレインではないとの返事.なんだか納得がいきません.
それで,車内での検札のときに上記について聞いてみたところ,Sバーンには乗れるとのこと.やっぱりそうでしょう!窓口の人の説明が間違っていたのです.ドイツではこのような間違いが多くありますので,疑問に思ったら別の人に確認してみるべきですね.
さて,その検札のときに,なんと子供にとアイス無料券をもらいました.さっそく食堂車にいってアイスをもらってきます.なにやらパチパチ(シュワシュワ)するコーラ味のアイスだったらしく,ダイチはおもしろがっていました.
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ICE車内の検札のときにもらったアイス無料券.
夏のキャンペーンらしく.
子供にくれる. |
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早速アイスをほおばるダイチ.
アイス無料券を車内のレストランで引き替えてきた. |
我々は2等券を持っていたのですが,2等でも追加料金を払うと座席をしていできるらしく,我々はそのことを知らずに,どなたかの席にずっと座っていました.ニュルンブルクで席の持ち主が乗車してきて,2等車にも予約制度があることを知り,いそいそと別の座席に移りました.別の座席があって良かったです.
その座席に予約が入っているかどうかは,席の上の席番号が書かれている電光掲示板に,駅名区間が表示されているかどうかでわかります.駅名の区間が表示されていれば,その区間で予約が入っていることを示します.検札の車掌さんが,座席に予約が入っていることを教えてくれればいいのに....
14時過ぎに無事にフランクフルトに到着しました.
駅には,ワールドカップのインフォメーションがありました.特に聞くことはなかったのですが,何かもらえるかもしれないと思って,なでしこジャパンの公開練習の時間や場所などの情報があるか聞きました.しかし,スウェーデンの公開練習については情報があるが,日本についてはないとのこと.もしかしたら非公開なのかもしれません.
と,そんな話をしていたら,次から次にいろいろなものをダイチがもらっています.
チョコ.FIFAとドイツ鉄道(DB)のロゴ入.すぐにダイチが食べてしまいました.
他にも,マスコットキャラクターのピンバッチ,シール2種類(一つはたぶん車に貼るようで,左右反転印刷してある).また,夕方16時頃からほっぺに国旗を描くサービスをしているとのこと.あとで来なければなりません.
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フランクフルト中央駅にあったドイツ鉄道の
ワールドカップブースでもらった各種グッズ.
マスコットキャラクターのシールやタトゥー,ピンバッジ. |
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ドイツ鉄道とFIFAのロゴ入チョコもブースでもらいました. |
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ダイチはさっそくチョコを食べています. |
まずは今夜宿泊するホテルを探すために街を歩き始めました.駅前にはでかいボールが飾られていましたが,それ以外はあまりワールドカップらしい雰囲気はありません.
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フランクフルト中央駅前のでかいボール.
これくらいしかワールドカップらしい飾りはなかった. |
フランクフルトの街の第一印象は,街が汚いことでした.ゴミも結構落ちているし,風俗店?らしき店が軒を連ねています.ホテルはすぐに見つかり(駅から徒歩5分くらいの好立地.でも,まわりは風俗店だらけで夜の治安が心配です),チェックインを済ませます.お昼を食べていませんでしたが,夜に備えてダイチを昼寝させることにします.15時過ぎから17時まで昼寝ができました.今日のゲームのキックオフは20:45と遅いので,ダイチの体力が持つか心配です.
昼食と夕食の買い出しを中央駅と中央駅近くのREWEでしました.REWEでレバーケーゼゼンメルを頼んだのですが,ものすごい分厚いレバーケーゼを挟んでくれました.
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フランクフルト中央駅近くのREWEで買ったレバーケーゼゼンメル.
レバーケーゼがものすごい分厚い.パン以上に... |
16時を廻っていたのでフランクフルト中央駅でやっているというフェイスペインティングをしてもらいに行きました.早速ダイチからトライです.
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フランクフルト中央駅のドイツ鉄道ブースで
フェイスペインティングで日本の国旗を頬に描いてもらうダイチ |
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ペイントしてくれたお姉さんとぱしゃり. |
いよいよスタジアムを目指します.地下鉄でも行けるらしいのですが,今回はトラムで行きます.トラムで中央駅から約20分.スタジアム駅に到着です.
スタジアム駅を降りてもスタジアムは見えません.人の流れについていくと,ようやくチケットセンターと入り口が.でも,スタジアムはまだみえません.
チケットセンターであらかじめオーダーしておいたチケットをピックアップして,入り口の荷物検査を受けた.無事通過し,スタジアムへと歩きます.入り口からかなりあるくとようやくスタジアムがみえてきました.我々の席はバックスタンドなので脇道から行く必要があったのですが(本当はこの道を通る必要はなかったが案内看板がそうなっていた),この脇道が舗装されておらず,雨のせいでぬかるんでいます.これぐらい舗装してくれればいいのに・・・・.
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バックスタンドへの細道.雨でぬかるんでいる. |
スタジアム前にはドイツ鉄道やコメルツ銀行などのブース,ファンショップがあった.途中,背の高いお兄さん達やマスコットキャラクターのネコちゃん(正式名称は忘れた)に出会ったので記念撮影.
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背の高いお兄さん.いったいなぜこんな格好をしているのか.
ドイツ伝統? |
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マスコットキャラクターのネコちゃん.なんていう名前だったかな. |
とりあえず我々は自分の席へと向かう.今回の我々の席はセンターラインとペナルティーエリアの間くらいの前から2列目.芝生が近い!
前回は結構上の方だったのでゲーム全体の動きはよく見えたが,選手の顔や競り合いの様子などはほとんどみえませんでした.しかし,今回は違います.選手がみえるみえる.もちろん,逆サイドの選手はあまり見えませんでしたが,前後半でサイドチェンジするので逆サイドの選手はあとで見えます.何よりも激しい体のぶつかり合いが間近で見えるので迫力満点です.ボールがたまに飛んでくるのもドキドキ感と一体感の向上に一役買っています.
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試合前の練習風景.熊谷選手.
こんなに間近で選手を見られてなんだか幸せです. |
いろいろな格好をしたファンの方がいました.
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すごい!家族でフルフェイスペインティング.絵になっている!
我々も次回はこれを目指さないと. |
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イングランド戦でもお会いしたサムライさん
(と勝手に呼んでいる日本人サポーター)と記念撮影.
イングランド戦前夜に夜なべした絆ロゴ入国旗は,まあまあの出来. |
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試合前にネコちゃんと戯れるダイチ. |
試合は皆さんご存じのように日本の大勝利.日本の圧倒的な強さが発揮されました.イングランド戦とは大違い.結果論ですが,本当にイングランド戦で負けて良かったのかもしれません.負けて,強くなった気がします.特に動きが目立った選手は鮫島(さめしまと読むらしい.決勝戦が終わるまでずっとさめじまと読んでいた)選手と宮間選手です.鮫島がサイドから深く切り込んで相手のディフェンスラインを崩していました.そして,宮間選手を起点としたパスワークと前線への絶妙なボールの供給.すばらしかったです.また,安藤選手が前に突っ込むのでスウェーデンディフェンスが引きつけられて,チャンスが生まれていたことがしばしばでした.川澄選手のスーパーゴールも安藤選手がいたおかげかと思います(もちろん,チームみんなの得点なのでしょうが).
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試合中の写真.ゴール前. |
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我々のすぐ近くでスローイン.宮間選手. |
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サッカーを理解しているかわからないが,
必死に応援しているダイチ.
「がんばれ,にっっぽおおおん」と叫んでいる. |
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我々の前の席にすわっていたおじさんは
オフサイドのときにピッ!と手を挙げていた.
フィールドとスタジアムの一体感.すばらしい! |
ちなみに,澤選手はもはや別格で,いつの間にそこにいたのかと思うほど,フィールドを駆け巡り,相手のパスをインターセプトしたり,いつの間にかシュート決めてたりと,神がかり的な存在でした.イングランド戦からなでしこジャパンへの興味が湧いてきましたが,このスウェーデン戦を見てすっかりとなでしこジャパンのファンになってしまいました.
試合後,安藤選手がサインをしにサポーターのそばに来てくれました.たくさんの人がフェンス際に来てサインをねだっていました.サインをするだけで大変だなーと,早く帰って決勝戦のために休息させたいと思いながらも,ちゃっかりサインをもらってしまいました・・・・・.大きな記念になりました.
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試合後,たくさんのサポーターからのサインに
快く応えていた安藤選手. |
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安藤選手.なんだか楽しそうに笑っている.
私は「頑張ってください」としか言えなかった.
気の効いた一言をいいたい. |
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スタジアムの外で警備していた警察の白バイならぬ
青バイに乗せてもらうダイチ. |
ということで大興奮の中でホテルへの帰路につきました.フランクフルト中央駅からホテルへの道を歩いていたら,日本のユニフォームを来た自転車に乗った若いドイツ人男性とすれ違いました.すれ違いざま,目があったのでガッツポーズを送ると,向こうもガッツポーズし,「ばんざーい」と言っていました.こちらも「ばんざーい」と返答.続いて,通りかかった自動車の窓があいて,ドイツ人男性から「コングラチュレーション(おめでとう)」と言われました.通りすがりの人も我々の応援スタイルやぶら下げた日本国旗を見て次々とおめでとうと言ってくれます.なんだか,街全体,ドイツ人全体が日本を応援してくれているようで非常にうれしかったです.