2011-07-08

サッカー観戦! 日本対イングランド   女子ワールドカップ2011 その④やっと本番編

本当はメインの話なのに、随分話がそれてしまいました。やっと試合です。
寝ている間にほっぺに国旗を描きました
アウグスブルクのサッカースタジアムは、アウグスブルク駅からトラム(路面電車)に乗って約15分の所にあります。
試合のあった当日は、その2時間前から電光掲示 時刻板にサッカーのマークが表示されるようになりました。
見えていないけど、車体の電光表示もサッカーマークです。
そしてこれはサッカーが描かれたトラム。
アウグスブルクのトラムは、段差があって少々乗りにくいです
車幅はミュンヘンと同じ? だけど狭く感じました。
ここがスタジアム

スタジアム前に着いたらもう1時間前。もっと早く行って準備するはずだったのに。
トラムの中は大勢の観客でごった返していました。みんな行き先はスタジアム。
そんな混雑だったのに、私達の前に立った親子は ご近所に住む人でした。世の中はほんとに狭いなぁ。その息子さん8歳は、学校と宿題を終えてから観戦に。日本の国旗を持って、エライです。

スタジアムの中には、危険と思われるものはもちろん持ち込めません。
私達はベビーカーも持って行ったのだけど それは持ち込めないと言われ 周辺の柵にくくりつけて置きました。私達以外にベビーカーで来ている人はいませんでした。スタジアムは階段だらけなので、持ち込み可でも持ち込めなかったと思うけど。
とりあえず危険と思われるような簡易空気入れはベビーカーに置いていきました(日の丸風船を会場で作ろうと思っていた・・・)。
さすがのドイツでも犬は入れません
入り口の持ち物・ボディー検査は、かなり慎重に受けている人もいて、「あれ・・私 何かリュックに危険物入ってないよね?」 と少々不安でしたが、先行くオットが何か言われていました。
通過できたので大丈夫だったけど、聞いてみると こんなことでした。
「(一眼レフのような)大きなカメラはダメなんだよ。早くしまって。僕は何も見ていないから」


その人は、さっきベビーカーを入れる・入れないで他の係員に聞いてくれた人。
他人目では “そんな警備でいいの?” と手を挙げたくなる所ですが、当事者にとっては感謝です。さすがドイツ、個人主義。


選手入場時、以前ニュースで目にしましたが、なでしこジャパンは長い横断幕を持って 観客席全面に挨拶していました。
ご支援ありがとうの横断幕
ゴール裏にもドイツ語でありがとうがありました

試合が始まってからは、写真を撮ることも忘れ(というかそんな場合じゃない)、 応援に熱中。
ボールを保持すれば叫び、取られると叫び、、、まぁいつでも叫んでいたわけです。
スタジアムの大歓声と私の変貌に怖くなったダイチは 『ベビーカーどこ行った?見つけに行こう!!』 とか 『かえろう!』 と少しでもそこから離れたがっていました。

休憩は15分。外に出てかくれんぼをしたり走ったりして ダイチの気分転換をして、極めつけはアイス。
アイスを買って席に戻ると、もう後半戦は始まっていました。
そのアイスはなかなか溶けない優れものだったので ダイチはゆっくり25分かけて食べ、落ち着いてきました。雰囲気に慣れたっていうのもあるかも。
でもアイスで釣っているようで心苦しいし、最近困った時のアイス頼みになってきつつあり どうにかしなきゃと思っています・・・ 反省。
休憩中。空には飛行船が浮かんでいました

結果は、0-2で負けてしまいました。連携がうまくいっていなくて すぐに相手ボールになってしまったりで “あぁ!” と思うことも多かったけど、でも、なでしこジャパンはやっぱりかっこいい。
すっかりファンになってしまいました。
試合終了後。
イングランドチームも横断幕を持ってまわっていました。

オットの隣に座ったドイツ人男性は、かなり日本びいきで、
「今のはあれハンドだよ!あそこでだったらPKになるはずなのに!」 
「あれは絶対に日本ボールだよ!さっきから何度もだよ!!」
とオットに熱く言っていました。

周りのドイツ人(と思われる人)は、ほとんどなでしこを応援していたように思います。
顔に日の丸を描き、手に日の丸を持って、JAPANと書かれたTシャツを着る。
そんな人が多かった。
ドイツとイングランドはそんなに仲が良くないと聞くので、そのせいもあるかも。
でも、次はそうはいかない。だって、次はドイツ対日本だから。
この2人はみんなに写真をせがまれていた
イングランドを応援している人も(この場合イギリス人だと思う)、少なくとも私達が座っていたエリアでは、とっても友好的で みんなで楽しく応援、という雰囲気でした。一昔前聞いた “フーリガン” というのは、どこにいるんだろうか。
行く前に危惧していた、相手チームの中での応援もあり得るかも、、というのはなかったし、みんなごちゃ混ぜで 楽しみながら応援してました。

私も含め日本人は、良いのか悪いのかは別として 負けてもそんなに悔しがらず 「いや~良い試合だったなぁ」みたいな感じ。
帰り道はお互いの応援をたたえ合って「お疲れさまでした」で締めくくり。「お疲れさま」は久しぶりで、なんだか妙にジーンときました。

帰りは電車が遅れて、家に着いたのが23時過ぎでした。
ダイチは家に着くまで寝ないと頑張って、家に着いた途端力が抜けてしまいました。
でも思いの外 サッカーが好きになったようで、また見に行きたい、テレビをつけるとサッカーがみたいと発言してます。ダイチにとって “ただの騒音” にならなくて良かった。
国を背負っての試合は、どうしても熱が入ります。楽しかったのでまた見に行きたいと思ってます。

まずは、明日7月9日のドイツ戦を、うちの小さいテレビで観戦しなくては。

帰りの電車で。もう眠いです
関係ないけど、アウグスブルクのバス。
なんとなんとバスの写真は、クルム伊達公子!すばらしい

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