遠い公園へ

朝起きたらもう９時半だった。
本当は６時にダイチが『シーシー』と言うので起きて トイレに行き また寝れるかなぁと二度寝したらそんな時間。時間に制約が無いといってもぐうたらし過ぎだった。

重機また発見

今日は、昨日アドリアンのお母さんから教えてもらった遠いけどとてもいいという公園に行くことにした。毎日目標を決めないと 本当にただぼーっとして過ごしてしまいそうなので、そんな目標だけど無いよりはいい。と思う、、、
行きがけに買おうと思っていたパン屋さんはもう終わっていて、でも「パンを買う」で盛り上がっていたダイチは 『パンは？パンは！！』 と許さないので違うパン屋さんに行った。
私の前に並んでいた男の人は、おつりと買ったパンの値段を一つ一つ聞いて う～とうなっていた。レシートをもらったら一件落着なのに。ドイツではあまりレシートをくれない。

地図で確認した公園は、いつもの倍くらいの遠さだった。土曜日だからか誰もいない公園は ただでさえ広いのに、余計広く感じた。
ダイチも他の誰かと遊びはしないけど、同年代の子がいた方が興味もあるし遊びにも張り合いがでるみたい。友達は必要だと実感。

いつも思うけど、公園には名前がない。書いていないのは、名前がないってこと？　どこの公園？と聞かれても、あの教会の近く とか場所を言うしかない。本当は名前があるのかもしれないけど、、、

下にバネがあって動くやつ

滑り台のはしごを登る。異様に暑い滑り台だった

遊具の種類は、滑り台、シーソー、乗り物、遠いところにブランコ、知育玩具的なアルファベットのパズルなど。
どこでもそうだけど、砂場はブランコの周りや滑り台とシーソーの間一帯など、広い範囲に広がっている。日本で見る砂場は、この槽の中、とカチッとしているけどドイツではすごくアバウトだし、だから犬か猫か知らないけどいつもフンが転がっているんだと思う。
第一ネットでなんか覆われていないし、公園をフェンスで取り囲んでいるけど大体ドアが開いているから何でも入って来れちゃう。広い砂場に最初は感激したけど、砂場は乳児から使うだろうからフンがありそうな砂を触った手を 口に入れてしまうってあんまり考えたくないので やっぱり砂場は小さくても安心を選ぶな～と 神妙になってしまった。考えすぎかな～。

そうそう、考えすぎだよ～

朝も遅かったので、お昼はパンをかじりながら公園に来た。外で食べると気持ちいいし、ダイチはクロワッサンが好きだけどボロボロ落ちるのも全然気にならない。バナナも食べた。
前は、昼食だからこの時間までに帰って あれとこれを作って・・・とガチガチになっていたけど、考えも軟化してきて ちょっとでも口に入れればいい、大体このくらいの時間で・・・と最近なってきた。
ベビーカーの中でパンやバナナで 終了の時もある。
この間、食べに行ったお店に日本人家族が結構いて、赤ちゃんに離乳食をあげていた。それはタッパに入った多分おかゆとか野菜のすり潰しと思われるものだったのだけど、３つくらいあって確実に手作りだった。すごいなぁ偉いなぁ、材料が手に入りにくい中でちゃんと作ってるんだ。今の私にはもう出来ないかも、と思った。昔は、パンで終わりって考えられなかったのに。

バナナはおいしいけどね

今日も暑かった

運動会の種目みたいな遊び

帰る直前、砂場で座って遊んでいたダイチが急に痛い痛い！とお腹を掻き始めた。
痛くて痒いんだと思う。砂場には働くアリがいっぱいいたので、もしかしたら噛まれたのかもしれない、少し赤くなっていた。
よく見ると、アリはそのほとんどがアリを運んでいる。アリがアリをくわえて急いでいた。何だろう、仲間が死んだのか？見たところ７～８割はアリがアリを運んでいた。

夜、髪を乾かしている私の所にダイチがくっついてきた。そして足を噛んだ。
最近何だかよく噛むようになって、今日も痛かった。 で、痛いよ！ととっさに押したら、四つん這いだったダイチが前のめりになって口を床に打ってしまった。唇が赤く少し腫れてしまった。ごめんねごめんねと謝ったけど聞き入れられず その後寝入るまでずっと泣きっぱなしだった。痛いのと、私がやった、ということの２重のショックがあったと思う。
んー、押してしまった私が悪い。本当に悪いことをしてしまった。
何だかそんな気持ちで寝るしかなかった ダイチを思うと切なくて申し訳なかった。
明日は忘れてるかな。もっと優しく接しよう・・・