2011-06-09

てんとう虫 と パッションフルーツ

今日もあいにくの天気の中、公園に行った。
モーリスが先にいて 一緒に遊んでいたら、モーリスのスコップから砂が落ちてダイチにかかったようで、それをダイチは 『男にすなをかけられた』 とひとしきり言っていた。ダイチは「男の子」を「男」と言う。

先月あたりから 道路を歩くと 門や壁などに黒っぽい物が付いているなーと思っていた。
最初は 泥が跳ねたか 何かの実だろうとあまり気にならなかったのだけど、暇なときにふと顔を近づけてみたら、それは虫だということが分かった。
あんまり多いので不気味で、しかも全然動かない、色は黒とオレンジのしましま、形はギザギザの虫だったので 初めてみた変な虫にゾッとした記憶がある。
オットに言うと オットはずっと観察して、そしてそれがてんとう虫だということを突き止めた。というか、そこから抜け出す(脱皮途中?)てんとう虫がいたので分かったのだけど。
下がさなぎ、上の黒いのが幼虫
今日も帰り道、歩道脇の柱に目を向けると(多くて自然に目がいった) てんとう虫が 頑張って脱皮をしていた。
家に帰って調べてみると、黒とオレンジのギザギザの虫が幼虫で、さなぎになって それからよく見るあのてんとう虫(成虫)になるよう。
さなぎって、幼虫から成虫に移る直前に形態を変えて 食べ物をとらないで静止状態になったもの、というのは恥ずかしながら初めて知った・・・。
だからてんとう虫もあんなに大勢で、じっと壁に引っ付いていたんだ~。あれってさなぎだったんだ~と納得した。
ほ乳類と違って、小さいときは可愛くないようにできている。かわいいと どれどれって取ってみたくなるし 目立って食べられてしまうし。 そんな自然の摂理をしみじみと感じた。

カタツムリに引き続き てんとう虫の視野もひろがった・・・。
こういう柱に沢山くっついている。ダイチも興味津々
よく見ると、蛹からてんとう虫になりかけているものも いる
この柱はつかまりやすいのか 全部の白い柱にてんとう虫がいた

今朝はパンもなかったし ご飯も炊いていなかったので、コーンフレークとソーセージだった。
何だかパッとしなくて、冷蔵庫に果物があるのを思い出し、朝は金だから、、、と言いながらテーブルに出した。オットは不思議そうな顔をしたけど、果物は朝が金で 昼・夜が銀・銅となり、朝摂るのが一番いいからと言われて私は育ってきたので 本当は毎朝食べたい。でもなかなかそんな余裕がないので滅多に朝食に出てこない。

一昨日買っていた、不思議な果物。
朝は名前すら知らなかった。
どうやって食べるのか、切り方さえ知らなかったけど、半分に切った。
固い皮を切ると 種のような粒が出てきて 一瞬どっちを食べるのか(皮のまわりか種か)疑問だったけど、オットと話し合い 種を食べる事にした。

酸っぱい。 とてもじゃないけど、全部食べられない。
しかも、粒から種がなかなか離れなくて 食べにくい。何粒か口に入れたけど苦労した。
もしかしたら本当はこんな食べ方じゃなくて、絞って食べるのかもしれないと感じたけど、あまりの酸っぱさにもう試す気力もなくなり、終了してしまった。
名前も知らなくて悔しいので、買い物ついでに名前を見ると、【Passionsfrucht・パッションフルーツ】と書いてあった。
パッションフルーツ。大きさは右上のキウイより一回り小さい。円形。
今見るとトウモロコシのようだけど トロピカルな香りがする
パッションフルーツ、名前は聞いたことあるけど初めて食べた。
こんなに酸っぱい果物は、さぞかしビタミンCが豊富だろうねと言いながら頑張って少し食べたけど きっともう買えないだろうと思う。
1個 0.49ユーロ。雰囲気がザクロに似ているけど、ザクロの方が優しい。
ザクロは酸っぱいけど甘みもある。だけどこのパッションフルーツは甘くない。


帰り道。ダイチは真剣に、手伝っている。
あの向こうの収集車に、オーライオーライをしている。

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