2011-06-24

ピンチョスを堪能

今回のスペインの旅ではピンチョスをいっぱい食べた.そもそも,今回スペインに行ったきっかけは妻がイタリアかスペインに行きたいと言っていたからだ.それで,日本からの直行便のないスペインに行こうということになった.

5月に日本に一時帰国したときに利用したANA便の機内誌に,スペインのバスク地方の特集があった.バスク地方は世界で一番おいしい街だといううたい文句がついていた.バスク地方のサンセバスティアンという街の旧市街には,服飾店などよりもBAR(バール)の方が多く,ピンチョスなる工夫を凝らした一品料理がずらっとカウンターにならんでいるとあった.

食に目がない私は,この記事ですっかりスペインに行く気満々となった.

今回の旅ではそのピンチョスを満喫した.感想は後ほど書くとして,まずBARについて書く.

サンセバスティアンの旧市街にはBARがたくさん.

サンセバスティアンの旧市街にはBARがそこかしこにある.夕方17時過ぎから徐々に店を開け始めるBAR.18時過ぎぐらいから,徐々にカウンターに目当てのピンチョスが並び始める.

BARのカウンターに所狭しとピンチョス満載の皿が並ぶ.




ピンチョスのほとんどは,スライスされたフランスパンの上に何か一品乗っている形式だ.一品とはいっても,チーズだけとか,サラミだけとか,そういうパーティーのおつまみのような物ではない.
ピンチョスの一例.マッシュルームピンチョス,うまーい.
ピンチョスには必ずフランスパンがついてくる.
きちんと調理された物が乗っている.なぜフランスパンの上に乗っているかはわからないが,とにかくフランスパンの上に乗っている.たまにフランスパンの上に乗っていないピンチョスもあるが(例えば卵焼きとか),そのピンチョスを頼むともれなくフランスパンもついてくる.そういう食べ物のようだ.

肝心のピンチョスの味は,おいしい.店によって味の善し悪しはあるが,基本的においしい.でも,期待しすぎたせいか,めちゃくちゃうまい!というほどではなかった.これはちと残念.ちなみに,お値段は一つ2ユーロ弱が相場のようだ.もう少し安い方が気軽でいいな.

このピンチョス,当初は頼み方がいまいちわからなかった.勝手にとっていいのか,いつ代金を払うのか,さっぱりわからなかった.旅の最後の方で,なんとなく理解した結果は以下の通り.

【ピンチョスの食べ方】
1.とりあえず皿をもらう.プラーテン プレーゴ!
2.ほしいピンチョスを皿に取る.何個取ったか覚えておく.
3.卵焼きなど,自分で取れないものは店の人にとってもらう.
4.温めて欲しいピンチョスがあったらお願いする.
5.店を出るときになったら,ピンチョスを何個食べたか伝えてお会計する.

※お会計は皿にある程度まとめてとった都度でも良いらしい.酒を飲み始めたら何個取ったかなんて忘れてしまう.

とにかく,ピンチョスを満喫できた.味は期待以上ではなかったが,うまかった.今回はだいちゃんもいたので大人な味付けっぽいものは遠慮したし,ワインやビールもあまり飲まなかった.だいちゃんが大きくなって酒が飲めるようになったらもう一度来て,心ゆくまで堪能したい.

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