2011-06-23

バスク国へ行ってきた 独立運動

サラウツの街のレストランの上に掲げられたメッセージ.
「あなたはバスク国にいる.スペインではない」
先週の木曜日から今週月曜日まで,4泊5日の旅行をしてきた.行き先はスペイン北部のバスク地方.大西洋に面した地域だ.スペインと書くとバスク人達が怒るかもしれない.バスク国と言った方が良いかもしれない.

バスク地方は,スペインとフランスにまたがる地域で,現在も独立運動が盛んな場所だ.ETAと呼ばれる過激な独立運動組織が何度もテロを起こしている.


バスク語とスペイン語で書かれた公共の看板
サラウツ(Zarautz)という町のとあるレストランの上には写真の看板が掲げられてた.「あなたはバスク国にいる.スペインではない.」という文字が書かれている.

公共の看板でも,少なくともスペイン側のバスク地方ではスペイン語とバスク語(euskara)の2つが併記されている.街の名前も違うので我々旅行者は戸惑うばかりだ.

ヨーロッパにいると,日本ではほとんどみかけない独立運動や民族主義にしばしば触れる.ドイツにしても,多くの人が各州に誇りを持っている.大英帝国(イギリス)のウェールズやスコットランドでも独立運動がある.
私はこのような独立運動を理解できない.別に否定するわけではない(戦争やテロなどの暴力行為は否定するが).むしろ,うらやましく思う.自分のルーツや住んでいる地域に誇りを持っているのだ.我々日本人はどうか.どうもその誇りが低い気がする.私は日本人としての誇りを持っているが,バスク人やウェールズ人と比べてどうか.どうも負けている気がする.勝ち負けの問題ではないが,なんだか悔しい.そんなことを思わせる旅行だった.

旅行の詳細は後ほど.

0 件のコメント:

コメントを投稿