2011-06-13

6月12日 湖へ行く

ドイツは昨日から3連休。聖霊降臨後の明日の月曜日は祝日になっている。
祝日は日本より少ないと聞くけれど、確実にドイツ人の方が休んでいる。休みが堂々と取れるのも、ドイツのいい所だと思う。実際、私やオットの周りでは、この連休から2週間の長い休みに入る人が多い。
BOBの中で


久しぶりに晴れたから、湖に行った。
【Tegernsee(テゲルンゼー?テガーンゼーとも言う? seeは湖のこと)】へ予定を立てた。
私達は車がないので、泊まりはレンタカー、日帰りは電車で行くことになる。
今日はBOBという電車で行く。このBOBは何だか音が普通の電車と違うぞと思っていたら、ディーゼルだった。ゴーッと独特の音がする。
乗ってきた電車
電車に何かがつながっている
帰りの電車、給油?をしているところだった
この検札員は、歌を歌いながらやってきた
BOBには、階段の隣にこんな丸い椅子もある
オットが発車時刻を調べてくれたので、いつものように遅れないように駅まで走った。
おかげで切符を買う時間もお喋りする時間もあって 余裕で電車を待っていたら、乗るはずの電車は違う方向からやってきた。
え?・・・私達が待ってるホームが違ってたんだ~!
「待ってー!」と階段を駆け上がり 駆け下りて、やっと間に合った。運転手は笑って待っていてくれた。

ギリギリで間に合った電車に安心してたけど、その後、行き先が違うことが随分経ってから判明した。
あとから分かったのだけど、途中で電車を切り離して、私達が目指すテゲルンゼーと、別の所に分かれる電車だった。
たまたま、駆け込んで乗った車両は別の所へ行ってしまい、後ろの車両がテゲルンゼー行きだった。
シュリーアゼー

折角だから、その線の途中にある【Schliersee(シュリーアゼー?シュリールゼーとも読む?)】 に寄ることにした。そこも、Seeという通り、湖。ミュンヘンから南下していくと、雲が多くなっていった。
シュリーアゼーまでミュンヘンから1時間弱。【Holzkirchen】駅 から3方向に(正確には2方向で、そのうちの1つがまた2方向に分かれ)分かれた先の、20分の所にある。
少し小さめの、対岸が見える湖。 水鳥もいたし ボートも浮かんでいた。
ボートは時間あたりいくら、の貸しボートだった。
近くにプールやサウナもあって、その施設の中に観光案内所があったので 見所を聞いてみると、約30分のロープウェイもあるし、2時間くらいで湖を一周出来るわ、と言われた。
天気もあまり良くないし、気分が乗らなかったので、湖を見たあと電車に乗って 今日の目的地を目指した。
湖に行って、散歩もしたくなかったら、じゃあ何しに来たんだと言うことになるけど、、、本当に何しに行ったのだろうか?

湖に行くのは 行くって事が目的であって、そこで何をするのかは重要じゃないのかも、とも思う。ボーッとするのでもいいし、ただ湖を見るだけでもいいし、こんな生産性の無いことでも 家にこもっているよりは遥かに自分の肥やしになるんじゃないかと、最近思ってきた。
ドイツ人の大好きな日光浴や、散歩(それも何時間もかけての散歩)は、まだ私には良さが理解できないことだけど、“ただ”のんびりするって事もいいな~と思えてきた。
これって見逃しがちだし、人に伝えるのは難しい内容だけど、大きな変化だと思う。

今度は問題なく電車に乗れて、40分後テゲルンゼーに着いた。
電車は連結したり切り離ししたりするので、それが狂ったように大好きなダイチは間近で見られて喜んでいた。大興奮で『OBOBが(Oが1つ多いけど) ガッシャンコーしたね~』 と叫んでいた。
この湖に行くのは、終点の【Tegernsee】でもいいし1つ手前の【Gmund】でもいい。私達は終点まで行った。
電車の中には、自転車がいっぱい

湖で~す
山が間近なせいか、勾配のある道が多い。もうちょっと南下すると、もうそこはオーストリア国境。アルプスも近い。
湖の方に歩き、階段を下りていくと、賑やかになってきた。
ちょうど、フェスティバルが開かれていた。露天が続き、楽しそうな音楽が流れている。
ドイツ(バイエルン州?)独特の帽子屋さん、鹿の角で作られる小物屋さん、手作り農具、ブラシ専門店なんていうのもあった。
大々的に開かれる露天とはちょっと違い 地域密着型のお店が多かったせいか、とても楽しく露天巡りをした。
たまたま行った先で、こういう催しにあうと何だか得した気分になる。
テゲルンゼーは、ガイドブックには載っていないけど街並みの雰囲気も良くて、何より家々の手入れが行き届いて それを見ているだけでも何だか違う世界に来たような、一見の価値ある町でした。
露天通り
カゴ屋さん
帽子屋さん。民族衣装の帽子もある
風で揺れる飾り物。惹かれた

窯焼きピザ
小さそうだけど2人でも十分な量。おいしい
ジャム屋さんの試食コーナー

湖は 緑と青の、きれいな色。柵なんて無くて、見晴らしがいい代わりに気をつけて歩かないと落ちてしまう。
ダイチはまたラオフラートだったので、注意が必要だった。
そして、観光船の他、ボートやヨットが多く動いていた。風が強くて半分倒れそうになりながらも踏ん張るヨットもいて、遠くからドキドキしながら見ていた。
ダイチは途中で、得体の知れない穴に落ちた。ズズズーッとすねまで。
そこには長い年月をかけたような錆びた水が溜まっていて、洗っても洗っても錆び臭さが消えなかった。
靴の替えは持ってこなかったため洗ってぬれた靴を履かせた。ダイチには悪いことをしたな~。
湖の際。すぐそこのベンチでは大勢の人がのんびりしていた
 

教会やビアガーデン、レストランもホテルもあり、町が観光地になっていた。こういう所でのんびりするのもいいのかも。
冬は山が近くて 雪が深くなりそうだけど、それはそれでいい景色そう。
またアイス。今日はサービスしてくれた模様
きれいな家々
近寄ると、庭にバラが沢山植えられているのが見えた
窓一つ一つに彫刻が施されている
教会。両隣にはビアガーデンとレストランがある

よく分からないけど、広場にあった器械
隣のフィットネスクラブの器具らしい?
またもやアイスを食べた。苺アイスのせワッフル

ちょっとした小旅行、電車で気軽に行けた。
帰りは家に着いたのが夜8時を回っていたけど、まだお昼のように明るかった。
暗くなって家に着くと、更に疲れて 今日も終わりかぁと残念な気分になるけど、同じ時間でも明るいと気分も明るくなる。
それからお茶漬けと味噌汁を食べて、寝たのが11時近くになった。
思わず長居してしまって、ダイチが途中で寝たので、ベビーカーがあったら良かった。

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